アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -

村内相模原店では、2022年10 月「FRITZ HANSEN IN SHOP @ MURAUCHI SAGAMIHARA 」がグランドオープンし、今年で3年目を迎えます。

1872年にデンマークで創業したフリッツ・ハンセンは、家具・照明・アクセサリー小物のデザインと製造においてモダンな北欧のライフスタイルを表現し続けております。現代にも続く長い歴史に裏付けされたデザイン美、機能美ある製品と空間であり、一線を画す価値ある世界観を体現しています。どの時代であっても、ライフスタイルが変化しても、変わらぬ価値。創設者や歴史的なデザイナーへの敬意、すべては時代を超え、世代を超えて愛される存在感は、本物だけが持ちうる最大の魅力です。

この度、フリッツ・ハンセン ジャパン全面協力の元、フリッツ・ハンセンのメインデザイナーでもありますアルネ・ヤコブセンをクローズアップした企画展を開催致します。

2025年は、アルネ・ヤコブセンのデザインであり、北欧デザインの名作となります「セブンチェア」が70周年を迎える機会となります。この企画展では、アルネ・ヤコブセンの作品を多数展示し、フリッツ・ハンセンが現行で取扱うコレクションとヴィンテージアイテム、アーカイブ資料や、SAS ロイヤルホテル(現ラディソン コレクション ロイヤル ホテル コペンハーゲン)の一室「JACOBSEN SUITE 606」を再現したゾーンもご覧いただけます。

ぜひ、この機会に当店へご来店ください。心よりお待ちしております。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -

1902年-1971年
デンマーク生まれ/ 建築家・デザイナー

20世紀においてデンマークのデザイン及び建築業界を牽引し続け、デンマーク国立銀行のような複雑な建物からカトラリーセットのティースプーンといった細やかなアイテムに至るまで、様々なプロジェクトを指揮していました。ヤコブセンのアイデアの数々はスカンジナビアから波及して世界中の建築家やデザイナーに影響を与えています。

ヤコブセンは、典型的な完璧主義者であり、仕事のパートナーやメーカーに対し気難しい態度を取り、創造プロセスにおいて妥協を許さない人物でした。しかし、時に自然について学んだり苗木の手入れをしたり、美味しい焼き菓子を好み、センスある温かいユーモアの持ち主である側面も持ち合わせていました。

エッグチェア、スワンチェア、セブンチェア、アリンコチェア、ドロップなど、デザインの将来を見通し、数々の名作を生み出したアルネ・ヤコブセン。時代を超えたクラシックな優雅さを備えたデザインであり20世紀のアイコンが一堂に会したサクセスストーリーこそが世界的な北欧ブランドへと昇華した理由でもあります。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -

展示作品

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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アントチェア(アリンコチェア)は元々はデンマークの製薬会社、ノヴォ・ノルディスクの食堂のためにデザインされました。フリッツ・ハンセン創業80周年の記念日に発表され、メディアや批評家たちはすぐにそのデザインに魅了されました。3本脚のミニマルなデザインであり、背座一体となった三次元曲面の成形合板シェルを採用し楽器のような曲線を持つ繊細で芸術的な外観のチェア。このチェアの誕生は、フリッツ・ハンセン、アルネ・ヤコブセンそれぞれの歴史における重要な出来事となりました。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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アリンコチェアから3年。アルネ・ヤコブセンは、アリンコチェアに改良を加え進化させ、デンマーク家具の歴史上最もアイコニックな製品のひとつである、セブンチェアをデザインしました。アリンコチェアよりも有機的なシルエットでありこのフォルムは、タイムレス且つ多用途で飾ることなく個性的な魅力を感じます。9層のベニヤで構成される成形合板のシェルは、スレンダーなフォルムと強度・柔軟性、耐久性を備え、今も尚フリッツ・ハンセン社を代表するベストセラーであり続けています。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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グラフィカルなフォルムが印象的なグランプリチェアは、1957年にコペンハーゲンのデンマーク工芸博物館において開催された春の展示会で初公開されました。アルネ・ヤコブセンによりデザインれたこのチェアは、同年のミラノ・トリエンナーレでグランプリを獲得、以来グランプリチェアと呼れています。チェアのベースはスチールとウッドレッグの2種類、シェルはウッドの種類やカラー、パディングの張り地など幅広いバリエーションで展開されています。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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エッグチェアは、デンマークデザインにおける不朽の名作といえます。ヤコブセンは彫刻家のように、自身のガレージでワイヤーと石膏を使用した試作を繰り返し、シェルの完璧なフォルムを追求しました。今日、エッグチェアはヤコブセンの偉業を象徴するアイテムのひとつとして、またスカンジナビアのクラフツマンシップの記念碑的な作品として世界中で愛されています。エッグチェアが発売されて間もなく村内八王子の店舗では、当時国内では貴重だったエッグチェアも展示・販売していました。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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スワンチェアは、アルネ・ヤコブセンが1958年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現ラディソン コレクション ロイヤル ホテル コペンハーゲン)のロビーやラウンジエリアのためにデザインしたラウンジチェアです。曲線のみで構成されるシンプルで特徴的なシェルのフォルムは、コンパクトなサイズながら魅力に溢れ、見る者に有機的でソフトな印象を与えます。白鳥の羽を連想させる左右のアームと、体を優しく包み込む背もたれの曲線が、独特な有機的な美しさを生み出し、また、座り心地の良さも魅力の一つです。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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ドロップチェアはアルネ・ヤコブセンが最も気に入っていたチェアと言われており、彼の妻はこのチェアを鏡台用として使っていました。座った時に肩が見えるデザインは、その人のシルエットを際立たせます。ヤコブセンは鏡の前に座った妻の後姿に見とれていたと言われています。このチェアは1950年代にアルネ・ヤコブセンがトータルデザインをプロデュースした、SASロイヤルホテルの客室のインテリアとしてデザインしたものです。現在も当時のデザインのまま残されている606号室で、エッグチェア、スワンチェアと共に使われています。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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ポットチェアは、アルネ・ヤコブセンが1959年にSASロイヤルホテルのためにデサインしたチェアです。時を経て、ポットチェアはヤコブセンの代表的なラウンジチェアのエッセンスを取り入れたモダンなチェアとして生まれ変わりました。オリジナルの印象的なフォルムはそのままに、快適さと品質の向上を図ることで現代のニーズに応えています。ホッと安心する包み込まれるような優しさと有機的なフォルムでありながら、モダンな佇まいに魅了される1脚です。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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リトルジラフは、SASロイヤルホテルのレストラン用チェアとして1959年にアルネ・ヤコブセンによりデザインされた「ジラフチェア」を進化させたモデルです。アルネ・ヤコブセンがデザインした多くの作品には、彼にとって重要なインスピレーションの源であった自然に関する名前が付けられていますが、このダイニングチェアもジラフ(キリン)という自然に由来する名前が付けられました。高めの背もたれとパディング張りのアームレストで快適な座り心地を提供するリトルジラフは、ロビーなどのおもてなしの空間や、会議室、ダイニングスペースに最適です。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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オックスフォードチェアはイギリス、オックスフォードにあるセント・キャサリンズ・カレッジのためにデザインされたことからこの名前が付けられました。このチェアは食堂用として2つの種類がデザインされ、ひとつは教授用のハイバックのもの、もうひとつは学生用のローバックのものです。オックスフォードの伝統的な考え方が取り入れられ、背もたれの高さの違いによって教授の権威が強調されると同時に、檀上に配置された教授用のテーブルで使用するときにプライベートな空間を作り出すようにデザインされています。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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オクセンは、シャープで力強い表情で圧倒的な存在感を持つ、他に類を見ないラウンジチェアです。他の多くの作品とは異なり、オクセンは特定の建築プロジェクトのためにデザインされたものではありません。この作品は試作に5年以上を費やし、長年に渡る試行錯誤ののちに完成しました。1966年の発表当時、パワフルな表情からデザインに関心を持つ世界中の人に衝撃を与えました。丸みを帯びた有機的なフォルムを特徴とする彼の初期の作品の多くとは対照的なオクセンは、アルネ・ヤコブセンの作品の中で最も物議を醸したチェアでもあります。常に世間を驚かせたいと考えているヤコブセンにとっては思いが的中した作品となりました。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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テーブルシリーズは、3人の著名なデザイナー、ピート・ハイン、ブルーノ・マテソン、アルネ・ヤコブセンによりデザインされ、あらゆるインテリアを上質でエレガントにしてくれる北欧デザインを代表するアイテムです。天板のデザインは、デンマークの数学者であるピート・ハイン、1本脚のスターベースは、アルネ・ヤコブセンがデザインを担当し、エッグチェアやスワンチェアとの繋がりを見ることができます。スターベースのトップは鏡面仕上げ、サイドはヘアライン仕上げで、見た目の印象の違い、素材と仕上げのバランスを追求しています。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -
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1970年にデンマーク国立銀行のためにデザインされた「Eight Chair/エイトチェア」、愛称”リリーチェア”は、滑らかな曲線美を備えたチェアです。完璧な曲線と快適な座り心地を併せ持ち、ヤコブセンの成形合板の可能性への探求と挑戦の姿勢を体現した作品です。脚部以外ほぼ直線がなく、体を包み込むような立体的な曲面で構成されています。アルネ・ヤコブセンは、リリーチェアが発表された翌年1971年68歳で死去いたします。ヤコブセン最後の成形合板のチェアとして、ヤコブセンが理想とした洗練されたデザインと座り心地のバランスを追求した証となるチェアとなりました。

アルネ・ヤコブセン展 - 相模原店 -

今回の展示会製品について、フリッツ・ハンセンジャパン セールス 安原さんによるスペシャルガイドツアーを開催いたします。アルネ・ヤコブセンとフリッツ・ハンセンの裏側も交え一つ一つの名作についてご案内いただきます。見て感じるだけでは物足りない方!必見です。

開催日

2025 年 6 月 28 日 (土)

時間

➀11:00~ ➁14:00~ ➂16:00~ 全3回(約40分程度です)

※事前予約制となります。以下お申込みフォームよりご予約ください。

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『アルネ・ヤコブセン展』開催概要

会期

2025 年 6 月 7 日 (土) ~ 7 月 13 日 (日)

場所

村内ファニチャーアクセス相模原店 1 階