ソファベッドは寝心地が悪い?快適な製品の選び方と改善テクニック

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ソファベッドの購入を検討している方に向けて、「ソファベッドの寝心地は本当に悪いのか?」という視点で解説します。

ソファベッドは、ソファとベッドの機能を兼ね備えた家具です。
省スペースで魅力的に感じられますが、「ソファベッドは寝心地が悪い?」と不安な方も多いのではないでしょうか。

そこでソファベッドは寝心地が悪いのか?との観点から、寝心地が悪いと言われる原因や、寝心地を改善するテクニックをご紹介します。
ソファベッドの正しい選び方も掲載しますので、参考にしていただければ快適に眠れるソファベッドを選んでいただけるはずです。

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ソファベッドとは

「ソファベッド」とは、1台でソファとベッドの2つの役割をこなす家具のことです。
昼間はソファとして使い、夜になったら広げてベッドとして使えます。
ソファベッドは、ソファとベッドの両方を求める方に適しています。
1台でソファとベッドの機能を兼ね備えているため、設置スペースが限られていても理想の生活を実現しやすくなります。

ソファベッドの種類

ソファベッドには4つの種類があります。

種類 特徴
リクライニング式
  • ・ソファとして使うときでも背もたれを倒せる
  • ・リクライニングの角度が調整できる
  • ・寝心地が悪い場合がある
  • ・背もたれを倒すとベッドになる
折りたたみ式
  • ・軽量で形を変えやすい
  • ・寝心地がよいものが多い
  • ・マットレスのような素材が使われている
  • ・ソファ時はマットレスが折りたたまれている形状
座面引き出し式
  • ・座面の下にマットレスが収納されている
  • ・座面を引き出すだけでベッドの形状に変えられる
  • ・コンパクトで広い設置面積を必要としない
収納付き
  • 座面の下に収納スペースが用意されている

これからソファベッドを設置したいと考えているなら、まずはソファベッドの種類ごとの特徴について知っておくことが大切です。
それでは、4種類のソファベッドの特徴を詳しく見ていきましょう。

種類1:リクライニング式

リクライニング式ソファベッドとは、背もたれを倒すことでベッドの形状になるソファベッドのことです。
日中にソファとして活用するときにも、リクライニングによって背もたれの角度を変えられます。
用途としては、主にソファとして使用し、急にベッドが必要になった際に広げるのが一般的です。
いわば、背もたれを座面に対してまっすぐに広げられる構造のソファといえます。

そのため急な来客があり、ベッドがもう一台必要となったときに重宝します。
反面、日常的にソファ兼ベッドとして使うには、寝心地悪いソファベッドであると感じられるかもしれません。
背もたれを倒した際にへこみができ、寝ているときに違和感があることがあるためです。
リクライニング式ソファベッドは、あくまでも緊急時にベッドとしても使えるソファであると考えてください。

種類2:折りたたみ式

折りたたみ式のソファベッドは、ベッドのマットレスを折りたたむことでソファとしても使えるタイプです。
マットレスを折りたたむと、座面と背もたれがあるベッドになります。
そして広げるとベッドとしても使えるタイプのソファベッドです。

特徴はマットレスと同じような素材が使われていて、寝心地がよいこと。
日常的にソファとベッドとして使い分けたいなら、折りたたみ式がよいかもしれません。
またほかの種類に比べて、軽量で移動させやすいこともメリットのひとつです。
形も変えやすいので、日常の中で使いやすいでしょう。

日中はソファ、夜間はベッドとして使うことが決まっているなら、折りたたみ式のソファベッドが適しています。

種類3:座面引き出し式

座面を動かせるタイプが座面引き出し式と呼ばれるソファベッドです。
引き出すとマットレスが現れて、ベッドとしても使えます。

座面引き出し式ソファベッドは、使用時に座面を収納でき、コンパクトな形状になるため、1Rなどの狭い部屋でも邪魔にならず、部屋を広く使いたい方に適したタイプです。

ベッドとして使うときには、座面を手前に引き出してベッドとして組み立てる作業が必要になります。
ソファベッドを日常的に、ソファとベッドの1台2役で使用したいと思われる場合におすすめです。

種類4:収納付き

ソファベッドの中には、収納スペースが用意されているタイプもあります。
ソファとして使用しているときに、座面の下に収納スペースがあるものです。

ベッドへの変形方法は、リクライニング式とほぼ同じで、背もたれを倒して、ベッドの形状へと変化させるだけです。
そのため座面の下にある収納スペースは動かす必要がなく、収納したままソファとしてもベッドとしても使えます。

部屋の収納スペースが狭い方、ソファとベッドの両方を設置するスペースがない方、部屋をスッキリとさせたい方におすすめです。

ソファベッドの寝心地が悪いと感じる原因

ソファベッドを設置したものの、「寝心地が悪い」と感じる方は少なくありません。
これから購入を検討しているなら、寝心地が気になる方も多いでしょう。

そこで、ソファベッドの寝心地が悪いと感じる4つの原因を解説します。

原因1:ベッドと比較してサイズが小さい

まずはベッドよりもサイズが小さいことです。
1人で眠るときは、ほとんどの方がシングル以上のサイズがあるベッドで眠るでしょう。
しかしソファベッドは、広げたとしてもシングルベッドよりも小さいサイズとなります。
そのため、ベッドと比べると狭く、寝苦しく感じることが多いです。

特に身長の高い方や体格のよい方であれば、狭すぎると感じるかもしれません。
購入したものの、ベッドとして使おうとしたところ、サイズが小さすぎたという失敗談はよく聞かれます。

原因2:クッションが柔らかすぎる・硬すぎる

クッションが柔らかすぎたり硬すぎたりすると、ソファベッドの寝心地が悪いと感じる原因になります。
ソファとしても利用できるように、ベッドに比べてクッションが柔らかすぎたり硬すぎたりする製品も少なくありません。

ベッドとして使用すると、7~8時間の間、ずっと横になっていることになります。
柔らかすぎると腰が沈みやすく、寝返りが打ちにくいため寝心地が悪く感じられます。
反対に硬すぎると腰や肩などへの負担が大きく、起きたときに体がきしむような感覚があることも。

ソファベッドは寝具よりも、眠るのに適したクッション性を備えていないことが多いものです。
クッションが柔らかすぎたり硬すぎたりすることで、よく眠れないと訴える方もよく見受けられます。

原因3:寝ている間に折り目が気になる

ソファベッドで寝心地が悪いと感じる原因のひとつであるのが、マットレスの折り目です。
ソファとしても使えるため、真ん中あたりに折り目がついているのが特徴です。
背もたれとして使う部分と、座面の境界に折り目がついていることがほとんどです。
そのため通常のベッドよりも、背中に折り目の違和感があるのが寝心地の悪さの原因となります。

とくに3つに折りたたむタイプのソファベッドであると、折り目が2個所できてしまうことに。
折り目が原因で眠ったのに疲れが取れないと感じたり、ひどいときには背中が痛くなったりすることがあります。
腰痛を引き起こす原因になることもあります。
構造上仕方がないことですが、寝ている間の折り目が気になって、よく眠れないこともあるかもしれません。

原因4:通気性が悪い

ソファベッドは通気性が悪いため寝心地悪いと感じられることも少なくありません。

通気性は寝心地に大きく影響します。
たとえば夏にたくさん汗をかいている状態では、寝苦しいと感じられることでしょう。
冬であれば通気性の悪さから、布団やマットレスにカビが生えてしまうことも考えられます。

ソファベッドはソファとしても使えるようになっているため、基本的に通気性がよくありません。
一般的にソファの下面は、通気性を考慮して作られていません。
ベッドとして使おうとすると、ずっと干していない敷いたままの布団のようなイメージに近いかもしれません。
そのため、ベタつきやカビ臭さが発生し、寝心地が悪いと感じることが多いでしょう。

ソファベッドがおすすめな人

ソファベッドがおすすめな人は次のような人です。

【ソファベッドがおすすめな人】

  • ・来客が多く簡易的なベッドが必要となる人
  • ・面積の狭い部屋にソファとベッドの両方を設置したい人
  • ・引っ越しの多い人
  • ・家具をそろえるための出費を抑えたい人

まず来客があったときのために、簡易的なベッドが必要となるシーンが多いようであれば、ソファベッドを導入すると便利でしょう。
ソファよりも快適に眠れるため、普段はソファとして使用し、来客時にはベッドとして活用できます。
どうしてもソファとベッドの両方を設置する面積がないと思われている人にもおすすめです。

さらに家具のために費用や手間をかけたくない場合も、ソファベッドを検討する余地があるでしょう。
引っ越しが多く家具をできるだけ減らしたい人、家具のための出費を抑えたい人などが当てはまります。
ソファベッドは寝心地が悪いと思われることもありますが、柔軟性と利便性に優れた家具です。

寝心地のよいソファベッドの選び方

寝心地悪いと言われるソファベッドですが、実は選び方次第で寝心地を改善できます。
快適な睡眠を得るために、次の5つのポイントを意識してソファベッドを選びましょう。

選び方1:サイズ

ソファベッドを選ぶときは、できるだけサイズの大きなものを選んでください。
サイズが小さなものだと寝返りを打てないこともあります。
「体の幅+60cm」が適切なサイズですが、実際に体験して、快適だと感じるサイズを選ぶことが大切です。

選び方2:クッションの硬さ

眠るために適したクッションの硬さであることも、ソファベッドを選ぶときに重視したいポイントです。
ソファとしてもベッドとしても使うなら、どちらの用途でも心地よい硬さである必要があります。
ベッドとして使う頻度が高いなら、コイルタイプや高反発ウレタンを使用したソファベッドが適しているでしょう。

選び方3:凹凸の少なさ

寝心地を優先するなら、凹凸の少ないものを選ぶことも大切です。
眠っているときに、背中に折り目や凹凸が感じられると「ソファベッドは寝心地悪い」と感じられるはず。
広げたときに凹凸が少ないタイプのソファベッドを選ぶと、眠りがより快適になります。

選び方4:通気性

通気性のよさは、ソファベッドを長く快適に使用するためのポイントのひとつです。
カビを防ぎやすく、寝心地のよいソファベッドであれば長く使用し続けられるでしょう。
底面がすのこタイプや金属メッシュタイプになっているソファベッドであれば、快適に睡眠がとれるはずです。

選び方5:店舗で実際に体験する

ソファベッド選びで最も重要であると言えるのが、店舗で実際に体験することです。
寝心地の良さは、ベッドと個人の相性によって変わります。
ソファベッドは1台2役のため、ソファとベッドの両方の使い心地を体験して選ぶことが重要です。
店舗で実際に体験して、体に合うと思う製品を選びましょう。

ソファベッドの寝心地をよくするテクニック

最後にソファベッドの寝心地を向上させる方法を2つご紹介します。

テクニック1:マットレスを敷く

ソファベッドの上にマットレスを敷くと、寝心地が大幅に改善されるはずです。
底付き感や凹凸が軽減されるため、寝心地を重視する場合はマットレスを別途用意するとよいでしょう。

テクニック2:シーツ・ベッドパッドを敷く

シーツやベッドパッドを敷くことも、寝心地改善のためのアイデアのひとつです。
汚れや湿度を吸い取ってくれるため、ソファベッドの湿気対策としても有効です。

ソファベッドの寝心地が悪いと感じたら適切な対策を

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、ソファベッドの寝心地の悪さについてご理解いただけたと思います。
ベッドとして使おうとすると、通気性の悪さや凹凸、クッションの硬さが気になることもあるでしょう。



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