インテリアの種類と選び方|人気のテイスト15選とそれぞれの特徴

/ 最終更新日:2024/11/11

インテリアの種類と選び方|人気のテイスト15選とそれぞれの特徴

引っ越しや新居購入の際、「部屋のコーディネートがイメージどおりにならない……」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

その原因は、初めにインテリアのテイストを決めていなかったことにあるかもしれません。

そこで今回は、お部屋をコーディネートする際に参考にしたい、15種類のインテリアテイストをご紹介していきます。

ご自身のお部屋や家全体を思い通りに彩りたい方は、ぜひご覧ください。

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インテリアのテイストとは

インテリアは、モチーフとしている時代や、地域、文化などの多種多様な要素で分類されています。

この分類こそが、インテリアのテイストです。

おしゃれにコーディネートされたお部屋は、テイストが統一され、色合いやデザインにまとまりがあります。

まずは、テイストにはどんな種類があるのかを知っておきましょう。

さまざまな種類のテイストのなかから、自分の好みに合ったものを把握することが、イメージ通りにお部屋をコーディネートするための第一歩です。

インテリアテイストの決め方

インテリアのテイストには、さまざまな種類があります。
どのように選択すれば良いでしょうか。

自分の好きなものを基準に

インテリアのテイストにも流行はあります。
しかし、正解、不正解はありません。
自分の好みに合わせて、テイストを選択することが重要です。
そのために必要になるのが、インテリアのテイストに関する知識です。
知識がないと、自分の好みに合ったテイストを見つけることができません。
インテリア雑誌などで情報を集めておくことが大切です。

自分の好きな色を基準に

好きな色からインテリアのテイストを選ぶこともできます。
色使いもインテリアのテイストを構成する要素のひとつだからです。
例えば、西海岸テイストでは、透き通った海や晴れ渡った空をイメージさせるブルーをメインカラーやアクセントカラーに使用します。
好みだけでインテリアのテイストを選べない方は、色使いを参考にすると良いでしょう。

インテリアを決める手順

インテリアのテイストを決める基本的な手順は以下の通りです。

【手順】

  1. 1.インテリアのテイストについて理解を深める
  2. 2.インテリア雑誌などを読んで情報を集める
  3. 3.インテリアのテイスト(お部屋のテーマ)を決める
  4. 4.必要な家具を洗い出す
  5. 5.家具の配置を検討する
  6. 6.インテリアショップで家具を探す
  7. 7.サイズを確かめてから家具を購入する

ポイントは、家具を購入する前にインテリアのテイストを決めることです。
判断基準ができるため、家具の取捨選択を行いやすくなります。

人気のインテリアテイストの種類とレイアウト7選

以下の7種類は、定番のテイストと言えるでしょう。
基本的な特徴は次のとおりです。

名称 概要
ナチュラルテイスト 自然素材の家具などを活用する。柔らかな印象になりやすい
北欧テイスト 北欧で誕生したテイスト。木製の家具を主に使用する。ホワイトやベージュを基調に小物でアクセントを加える
アメリカンテイスト アメリカを意識したテイスト。ブルックリンテイスト、西海岸テイストなど複数の種類がある
ミッドセンチュリーテイスト 20世紀中頃(1940~60年代)のアメリカをイメージしたテイスト。シンプルでモダンなデザイン、ビビッドなカラーなどを特徴とする
ヴィンテージテイスト ヴィンテージアイテムを積極的に活用するテイスト。独特の味わいを楽しめる
モダンテイスト 直線を多用するテイスト。都会的で洗練された印象になる
アジアンテイスト アジアのリゾート地をイメージしたテイスト。リラックス感を演出できる

各テイストについて解説します。

1ナチュラルテイスト

【おすすめの人】

  • ・自然の温もりを感じたい人
  • ・シンプルなお部屋にしたい人

木製の家具を積極的に活用するスタイルです。
自然の温もりを感じたい方に適しています。
家具を自然素材で揃えると、まとまった印象になります。
シンプルで柔らかい印象の部屋が好きな方に適しています。

2北欧テイスト

【おすすめの人】

  • ・北欧家具が好きな人
  • ・小物でアクセントを加えたい人

北欧で誕生したインテリアのテイストです。
ホワイトやベージュを基調とした部屋に、木製や布製の温かみを感じる家具を組み合わせ、暖色の小物でアクセントを加えると、北欧テイストらしさが強調されます。
ナチュラルスタイルよりも、デザイン性に優れた家具が使用される傾向があります。

3アメリカンテイスト

【おすすめの人】

  • ・アメリカのライフスタイルに憧れている人

アメリカの文化をインテリアに組み込んだテイストです。
アメリカンレトロ、ブルックリン、西海岸など複数の種類があります。
同じアメリカンテイストでも、種類によって印象が異なるため、注意が必要です。
例えば、アメリカンレトロは1950~60年代のダイナー、ブルックリンは工場を改装した住居をイメージしています。
詳細を理解したうえで、テイストを選択することが重要です。

4ミッドセンチュリーテイスト

【おすすめの人】

  • ・個性的なインテリアが好きな人
  • ・ミッドセンチュリー家具に憧れている人

1940~60年代にアメリカで流行したデザインをイメージしているテイストです。
主な特徴を紹介します。

【特徴】

  • ・華美な装飾を排除したシンプルなデザイン
  • ・曲線を多用した自由なフォルム
  • ・ビビッドカラーや幾何学模様を多用

ミッドセンチュリーを代表するブランドとして、Herman MillerとKnollが挙げられます。
個性的なお部屋に憧れている方に向いています。

5ヴィンテージテイスト

【おすすめの人】

  • ・味わいのある家具が好きな人
  • ・家具を長く使い続けたい人

時間の経過で価値を増したものをヴィンテージといいます。
時間の定義はケースによって異なりますが、30年以上99年未満が一つの基準とされています。
以上の条件に該当する家具で構成するインテリアをヴィンテージテイストといいます。
新品の家具にはない味わいが魅力といえるでしょう。
アメリカンスタイルやヨーロピアンスタイルなどの種類があるため、使用する家具のスタイルを統一することが重要です。

6モダンテイスト

【おすすめの人】

  • ・スタイリッシュなお部屋が好きな人
  • ・飽きがこないインテリアにしたい人

直線的でシンプルなデザインの家具を活用します。
モノトーンなど色味を抑えるケースが多いでしょう。
都会的で洗練された印象になるため、スタイリッシュな部屋が好きな方に適しています。
流行の影響を受けにくい点も魅力です。

7アジアンテイスト

【おすすめの人】

  • ・お部屋でリラックスしたい人
  • ・アジアン雑貨が好きな人

バリ、プーケット、ダナンなど、アジアのリゾート地を意識したインテリアのテイストです。
ランタンを使用したローソファなど、開放感、リラックス感のある家具を使用します。
ベースカラーにブラウンやベージュ、アクセントカラーにグリーンやイエローを使用することで、南国リゾートらしさを演出できます。
自宅で非日常感を味わいたい方やリラックスしたい方に適しています。

最近流行りのインテリアテイストの種類と特徴8選

流行のインテリアテイストは以下の8種類です。
それぞれの概要を紹介します。

名称 概要
和モダンテイスト 日本の伝統的なデザインに現代的なデザインを組み合わせたテイスト
インダストリアルテイスト 無機質感を強調したテイスト
カントリーテイスト 欧米の郊外にある住宅をイメージしたテイスト
ブルックリンテイスト ニューヨークにある工場や倉庫をイメージしたテイスト
ミックステイスト 複数のテイストを組み合わせたテイスト
西海岸テイスト アメリカの西海岸をイメージしたテイスト
カフェテイスト おしゃれなカフェをイメージしたテイスト
韓国テイスト 韓国にあるカフェをイメージしたテイスト

各テイストについて解説します。

1和モダンテイスト

【おすすめの人】

  • ・和を感じると落ち着く人
  • ・固定観念にとらわれない人

和の要素に現代の要素を組み合わせたテイストです。
例えば、和室にソファを配置する、洋室に和箪笥を配置するなどが考えられます。
異なる要素を組み合わせるため、自由な発想を楽しめる方に向いています。
すっきりとまとめるポイントは、部屋と家具のバランスを考えることです。

2インダストリアルテイスト

【おすすめの人】

  • ・無骨な印象のお部屋にしたい人
  • ・壁紙までこだわれる人

工業的なデザインを取り入れたテイストです。
スチールの家具、むき出しの配線、コンクリート打ちっぱなしの壁などを特徴とします。
無機質感が魅力のテイストと言えます。
一部に木製の家具を取り入れたり、観葉植物を配置したりすると、無骨さを保ちながら温かみを加えることができます。

3カントリーテイスト

【おすすめの人】

  • ・昔の家具が好きな人
  • ・温かみのあるインテリアにしたい人

欧米の田舎にある住宅をイメージしたテイストです。
アメリカンカントリー、フレンチカントリーなど、いくつかの種類があります。
木の温もりを活かして、居心地のよい空間を作る点は共通しています。
各地域の特徴を把握してから、家具などを選択することが大切です。
アンティーク家具やヴィンテージ家具を使うと、本場の雰囲気に近づけられます。

4ブルックリンテイスト

【おすすめの人】

  • ・無骨とお洒落を共存させたい人
  • ・DIYが好きな人

倉庫や工場をリノベーションしたブルックリンの住宅をイメージしているテイストです。
インダストリアルテイストより、デザイン性がやや高いと考えられています。
レンガやコンクリートがむき出しになった壁、ブラックやグレーを基調とするスチールの家具などを主な特徴とします。
リノベーションから生まれたため、DIYと相性が良い点も特徴です。
DIYが好きな方は、家具や小物を自作すると良いでしょう。

5ミックステイスト

【おすすめの人】

  • ・自分だけのテイストを見つけたい人
  • ・ひとつのテイストに絞り込めない人

複数のテイストを組み合わせたものを指します。
具体例として、ナチュラルテイストと北欧テイストを組み合わせた北欧ナチュラルがあげられます。
異なるものを組み合わせるため、コーディネートの難易度は高いと言えます。
特徴が似ているものを組み合わせると、まとまりやすくなります。
他にないインテリアを目指せる点が魅力と言えます。

6西海岸テイスト

【おすすめの人】

  • ・サーフカルチャーに憧れている人
  • ・爽やかで開放感があるインテリアが好きな人

一年を通して温暖なアメリカ西海岸(カリフォルニア)をイメージしたテイストで、ブルーやホワイトを基調とした爽やかな色使いが特徴です。
デニムや木材を使用してナチュラルな雰囲気を演出する点も特徴です。
アジアンリゾートよりも、明るく開放的な印象になります。

7カフェテイスト

【おすすめの人】

  • ・カフェ巡りが好きな人
  • ・おうち時間を楽しみたい人

カフェの店内をイメージしたテイストです。
具体的なテイストは、イメージするカフェによって異なります。
基本的には、ナチュラル系カフェをイメージするケースが多いでしょう。
レンガ調やタイル調の壁紙を使用すると、カフェの雰囲気を演出しやすくなります。
黒板など、カフェに多い小物の使用もおすすめです。

8韓国テイスト

【おすすめの人】

  • ・韓国カフェが好きな人
  • ・韓国カルチャーが好きな人

韓国にあるカフェをイメージしたテイストです。
背の低い木製家具やファブリックアイテム、丸みを帯びたシルエットの小物が特徴と言えます。
ベージュやオフホワイトなどの淡い色味でまとめる点もポイントです。
主に10代、20代の女性から支持されています。

インテリアテイストを決めるコツ

以上15種類のインテリアテイストをご紹介しましたが、これほどの数があると「自分に合ったテイストが選べない!」と困ってしまう方もいらっしゃるはずです。

そこでここからは、インテリアテイストを決めるコツを3つ解説していきます。

コツ1こだわるポイントを決める

最初に、お部屋をコーディネートするうえで、ご自身が何にこだわりたいかを決めましょう。

こだわるポイントによって、外観のおしゃれさをとるべきか、実用性をとるべきかなど、お部屋に求める内容が変わってきます。

たとえば、お子さんを第一に考えるのであれば、裸足でも安心して歩けるナチュラルテイストが最適です。

ご自身の趣味に没頭できる環境が欲しいなら、DIYに向くブルックリンテイストや、個性を出しやすいヴィンテージテイストが検討候補に挙がります。

このように、こだわるポイントが決まればインテリアの方針も自然と決まるのです。

コツ2今の家の雰囲気に合わせる

今住んでいる家の一部分をリノベーションする際は、その家の雰囲気に近いテイストを選ぶことをおすすめします。

意図せずに家の雰囲気からかけ離れたテイストを取り入れると、お部屋の中でちぐはぐなデザインが目立ってしまい、居心地がよくありません。

たとえば、もとの家がナチュラルテイストなら、北欧テイストを組み合わせるとリノベーション後も違和感なく生活できます。

コツ3好みと費用のバランスをとる

理想のインテリアを追求するのもよいですが、費用のことも忘れてはなりません。

小物を少し増やすぐらいならそこまで費用はかかりませんが、お部屋をまるごと変えるような大々的な改修となると話は別です。

インテリアだけが生活の中心ではありませんから、先々の人生を考えてご自身の理想と費用のバランスをとっていきましょう。

ご自身での判断が難しいなら、インテリアコーディネーターやリノベーション業者などのプロに相談するのも一案です。

インテリアテイストの特徴を把握して自分に合ったテイストを選ぼう

いかがでしたでしょうか。

今回、15種類のインテリアテイストについてご紹介してきましたが、それぞれに特徴があり、家具のデザインや配色の方向性も異なるとおわかりになったかと思います。

ご自身にとって最適なテイストを見つけるためにも、上記の特徴を把握したうえで、こだわりたいポイントや予算をしっかりと考えていきましょう。



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