ベッド派・布団派どっち?
両方のメリットとデメリット
公開日:2022/03/25 / 最終更新日:2024/10/24

突然ですが、みなさんはベッド派・布団派、どちらでしょうか。
「絶対にベッド!」という方から「小さい頃からの習慣で布団」という方まで、それぞれ違った意見があるでしょう。
しかし中には、ベッドと布団どちらが自分に合っているのか分からず、寝具の購入を迷っているという方も多いようです。
そこで今回は、ベッドと布団それぞれのメリットとデメリット、質のいい睡眠や健康のためにはどちらが適しているのか、などといったことについて詳しくご紹介します。
ベッドのメリット・デメリット
まずは、ベットのメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
ベッドを使用するメリットは以下の通りです。
メリット1. ホコリやハウスダストを吸わない
ベッドを使う最も大きなメリットは、ホコリやハウスダストを吸い込みにくいことです。
ホコリをはじめダニや花粉などアレルゲンとなる物質は、家の中で最も床面に溜まりやすく、動くたびに最大30cmほど舞い上がると言われています。
一般的なベッドであれば、眠る際は床から30cm以上の高さになるため、自然にホコリやハウスダストを避けられます。
メリット2. 寝たり起きたりする際の動作が楽
とくに年齢を重ねた人にとってメリットとなるのが、寝起きする時の動作が格段に楽になる点です。
起き上がる際、床から立ち上がるのとベッドに座った状態から立ち上がるのとでは、膝や腰にかかる負担が大きく変わります。
中には高さや角度が変えられるものもあり、使い方やインテリアに合わせて調節も可能です。
メリット3. 布団を敷く手間がない
布団の上げ下ろしをしなくていいのも、ベッドを使うメリットです。
毎日行っているうちにいずれ習慣化されると思いますが、やはり慣れるまでは重労働で手間に感じてしまうものです。
ベッドであれば、布団を整えるだけで毎日気持ちよく使用できます。
デメリット
ベッドを使用するデメリットについても知っておきましょう。
デメリット1. 天日干しできない
マットレスを使用している場合、布団のように手軽に干せないのはデメリットです。
布団と同じようにマットレスにも湿気がこもりますが、基本的に敷きっぱなしになるため、カビが発生しやすくなります。
しかし月に1回程度、換気した部屋にマットレスを立てるなどのケアをすることで、カビの発生を抑えることができます。
デメリット2. 価格によって寝心地に差が出る
ベッドやマットレスは、価格によって寝心地に差が出やすいこともデメリットと言えます。
ネットショップなどでは1万円台のベッドも販売されていますが、数ヶ月で異音が鳴る、フレームが曲がったなどの口コミが多数存在します。
一方、家具専門店であれば多少値は張るものの、実際の寝心地を試した上でベッドやマットレスを選ぶことができます。
決して高ければいいというわけではありませんが、睡眠の質は日々の生活に影響を及ぼすため、多少高額になったとしても自分に合ったものを選ぶことが大切です。
【関連記事】ベッドとマットレスの選び方
布団のメリット・デメリットを紹介
次に、布団のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
布団を使用するメリットを以下にまとめました。
メリット1. 天日干しができる
ベランダなどに手軽に天日干しができるのが、布団を使用する大きなメリットです。
寝汗や日本の気候のせいで寝具には湿気が溜まりやすく、定期的に乾燥させないと身体にも悪影響を及ぼします。
そういったことからも、布団は日本人の生活に即した寝具と言えるでしょう。
メリット2. 落下によるケガの防止
布団を直接床に敷けば、落下のリスクなどがなく安全です。
とくに小さなお子さんがいる家庭や寝相が悪い方からすると、ベッドから落ちてしまい暗闇でケガをしてしまうことも考えられます。
布団であれば落ちる心配はなく、夜中に起きてしまう可能性も低くなります。
メリット3. 睡眠スペースが自由
布団のメリットは、どこにでも敷けるという点にもあります。
ベッドやマットレスは簡単に移動させることができませんが、布団であれば急な来客などが合った際にも、すぐに違う部屋に敷くことができます。
普段使わない布団は圧縮して収納ができる上、普段も日中は部屋を広く使えるというのもポイントです。
デメリット
布団のデメリットについてもご紹介します。
デメリット1. 毎日畳まなくてはならない
布団を使う大きなデメリットは、毎朝起きる度に畳まなければならないことです。
とくに高い場所に収納する場合は、足腰への負担も大きくなります。
中には敷きっぱなしにする人もいますが、それでは不衛生で健康被害も出やすくなるため、できる限り毎日片付けましょう。
デメリット2. 床のホコリを吸ってしまう可能性がある
床のホコリなどを自然と毎日吸ってしまうことも、布団のデメリットです。
先述したように、いくら毎日掃除をしても、床上30cmほどはホコリやハウスダストの温床となってしまいます。
そこに布団を敷くとなると、とくにアレルギー体質の人は気を付けなければなりません。
布団派、ベッド派どちらが多い?
実際、布団で寝ている人とベッドを使っている人では、どちらが多いのでしょうか。
株式会社ライフアカデミア が2021年2月、クラウドソーシングサイト上でランダムに選んだ900名に対し「ベッド派か布団派か」というアンケート調査を実施したところ、ベッド派が60.6%、布団派が39.4%という結果になりました。
他にも同じようなアンケートが多数実施されており、回答者の年齢層や生活環境によって数字は前後しますが、総体的にベッド派が6割、布団派が4割ほどとなっており、現代ではベッド派が多いようです。
年齢層で見てみると、世代によって大きく差が出ます。
20代まではベッド派が断然多く、反対に30〜40代では他の世代に比べると布団派が多くなります。
小さな子どもがいる家庭では、落下のリスクを考えて布団を使用しているケースが多いことが分かります。
しかし、その後高齢になるとベッドを使用している人の割合が再び高くなります。
ライフステージや身体の状態に合わせて、柔軟に寝具を選んでいる人が多いようですね。
健康に良いのは
では、布団とベッド、身体に良いのはどちらなのでしょうか。
ここでは、3つのポイントから健康への影響を考えます。
アレルギー
近年アレルギー体質の人の増加に伴い、これまで以上に寝具に気を遣う人が増えています。
アレルギーの面で言えば、子どもから大人まで高さのあるベッドの方がおすすめと言えるでしょう。
床面には目に見えないホコリやハウスダストが溜まりやすく、低い位置に眠っているとどうしてもそれらを吸い込んでしまいます。
吸い込んでしまうこと自体、気持ちのいいことではありませんが、そこからアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、ひどくなると気管支喘息を引き起こしてしまう可能性があるとなると無視できません。
睡眠の質
睡眠は、単純に眠るだけではなくその質が重要となります。
長時間しっかり眠れているか、朝疲れが取れているか、といったことも考慮して寝具を選ばなければなりません。
いくら高価なベッドを購入しても、「よく眠れた」と感じなければ意味がないのです。
そのため、睡眠の質ということから考えると、ベッド派と布団派で意見が大きく分かれるところだと思います。
慣れた布団の方がよく眠れる、という人はそちらも含めて検討しましょう。
身体への影響
痛みなどが一切ない人であればあまり関係のないポイントかもしれませんが、実際は多くの現代人が肩や腰など身体のどこかに痛みや違和感を感じています。
そういった場合、毎日の起き上がりや布団の上げ下げは手間がかかるだけでなく、身体にも非常に負担が大きいでしょう。
だからと言って一概にベッドの方がいいとは言えませんが、ベッドやマットレスは布団に比べると選択肢が多いというのは、知っておいていただきたいポイントです。
とくにマットレスにおいては、硬さや厚み、素材までさまざまで、多くの種類の中から自分の身体にフィットするものを選べます。
身体のどこかに痛みを感じている人は、今の寝具が本当に合っているのか見直してみましょう。
ベッドで寝ている際に、腰痛などから体に違和感を感じるという方はぜひこちらの記事をご覧ください。
腰痛の原因や対策方法等について詳しく解説しています。
【関連記事】ベッドでの腰痛の原因と対策方法
ベッドメーカー紹介
最後に、ベッドか布団か迷っている人にぜひおすすめしたいベッドメーカーをご紹介します。
今の寝具の寝心地に悩んでいる方も、ぜひ参考になさってくださいね。
シモンズ
アメリカで1870年に創業された老舗ブランド「シモンズ」。
世界各国のホテルでも採用されているベッドは、硬めのしっかりとした寝心地が特徴です。
1つひとつのポケットコイルが、身体の凸凹に合わせてしっかりと支えてくれます。
隣で眠る人に振動が伝わらないのもポイント。
起こすことなく、朝までゆっくりと眠れます。
シモンズの詳細はこちらテンピュール®
NASAの研究のもと開発された素材「テンピュール®」。
非常に低反発で、身体を包み込むような柔らかさが特徴です。
人種や性別問わずどんな身体のラインにもフィットし、まるで雲の上で眠っているような寝心地が味わえます。
さまざまなラインが発売されており、「もう少し硬さがほしい」という人は、硬めのものやコイルを組み合わせたモデルも選べます。
テンピュール®の詳細はこちらサータ
全米ホテル業界で最も高評価を得ているブランド「サータ」。
日本で販売される製品は全て国内のライセンス工場で製造されており、日本人の身体に合わせた設計となっているのが特徴です。
負担がかかる場所によって硬さの異なるポケットコイルを使用しているため、身体への負担も軽減されます。
そのため、朝まで理想的な寝姿勢が保てます。
サータの詳細はこちら取扱インテリア・家具ブランド一覧へ
迷ってしまって選べない時は専門スタッフに相談すれば安心
いかがだったでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、ベッドと布団、双方のメリットとデメリットについてご理解いただけたと思います。
それぞれ寝心地に対する好みはあると思いますが、身体のことを考えるとやはりベッドの方が影響は少なそうです。
しかし住環境の都合などで布団を使っている人も、工夫次第で快適な睡眠が手に入ります。
悩んでいる人は、ぜひ一度「村内ファニチャーアクセス」までお問い合わせください。
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