ダイニングルームのレイアウト
住いの中で人が一番長く過ごすリビングダイニングというお部屋でくくることが主流ですが、ここではその中でも食事をする以外でも人が集うダイニングルームに注目してみました。
ダイニングルームは家族みんなで美味しく楽しく食事をするところ。
時には子供が宿題をしたり、友達を招いてお茶したり、将来家族が増えればもっとにぎやかになるかもしれない。 ダイニングテーブルを中心に、自然と人が集まるような明るいお部屋にしたいですね。
ダイニングテーブルの周りは家族全員が一度に集まる上、食事の準備や後片付けなどで頻繁に動き回ります。 ゆっくり落ち着いて座っていられるよう、スペースに余裕を持ちましょう。
気持ちよく、楽しく、食事ができるように、心とスペースにゆとりを持ちましょう。
家族そろって楽しく食事をとるために
ダイニングテーブルの周りには思った以上のスペースが必要です。 ついテーブルの大きさだけで考えてしまいがちなのでご用心。
省スペースのためにと円形のテーブルをお探しになる方が少なくないですが、円形のテーブルは全方向にテーブルサイズが必要なため案外たくさんのスペースを使いますので注意︕
・美味しく楽しく食事をするためには、まず食事の準備がスムーズに出来ること。 キッチンとダイニングはスムーズに行き来できますか?
- ・食事はゆったりとりたいもの。椅子を引いて立ったり座ったりするのに十分なスペースはありますか?
- ・食事中にも席を立つことはあります。座っている人の後ろに人が通るスペースはありますか?
テーブルのそばにカップボードやダイニングボードを置く場合は、扉を開いたときに座っている人の邪魔にならないよう気をつけましょう。 座っている近くに背の高い家具があると、かなり圧迫感を感じます。ダイニングテーブルの周囲は出来るだけスッキリさせたいですね。
座ったときの目線の先へも配慮してみてください。 食事の用意をしたままのキッチンが丸見えでは、美味しい食事も台無しです。
※ダイニングルームは家族やお友達が食事や食後に寛いだり、時には書き物やお子さんがさいるおうちでは勉強したりと人が集う場所だからこそ快適に過ごせるよう”動線”もしっりと考えスペースを確保しましょう。
ダイニングルームのカラーコーディネート
ダイニングルームは家族みんなが楽しく、そして美味しく食事が出来ることが大切。赤やオレンジの暖色系や、ナチュラルな色使いで明るい食卓を演出しましょう。
またキッチンとダイニング、ダイニングとリビングの色のつながりをスムーズにすることも大切。ベースの色は統一しておいて、アクセントカラーで各部屋に変化をつけても面白いですね。
ダイニングルームのカーテン
料理を美味しく見せ、食欲を増進させる暖色系の色がおすすめ。赤やオレンジなど暖色系の色は、自律神経を刺激して消化活動を活発化させてくれます。コントラストの強すぎない、やわらかい色を選ぶと良いでしょう。
またひと続きのリビングダイニングなら、全体の統一感を考慮。同じ空間のリビングとダイニングで色やテイストが違いすぎるカーテンを掛けてしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。全て同じカーテンで統一してもいいですし、同じ生地でスタイルだけ変化させたり、色合いだけ統一して無地と柄物で変化をつけたり、やり方はあなた次第です。
リビングとダイニングそれぞれの雰囲気を楽しみながら、全体のバランスがとれたコーディネートを考えてみてください。
ダイニングルームの灯り
食卓を明るく照らし、浮き立たせるように中心感を出すペンダントライト(吊り下げ型)がおすすめです。向かい合う人の目線を遮らず、また光が直接目に入らないよう、食卓から60〜80cm上になるよう取り付けましょう。6人掛け以上の大きいテーブルには2灯配置するのが理想です。
自然光に近い白熱灯の灯りは、肌の色を美しく、そして食事を美味しそうに見せてくれます。楽しく美味しく食事が出来るように、昼白色・電球色など演色性(※)のよい蛍光灯を選びましょう。
※演色性 ・・ 照明による物の色の見え方。本来の色に近く、より自然に見える光を「演色性がいい」といいます。
ダイニングルームのポイント
動線と目線に配慮
ダイニングテーブルの周りには、立ったり座ったり後ろを通ったりするのに十分なスペースを確保しましょう。 食事をするときに余計なものが目に入らないよう、目線の先をチェック!
食事を美味しく見せる工夫を
赤やオレンジなど暖色系の色で食欲増進。
照明は、電球色の蛍光灯や白熱灯でテーブルを明るく照らしましょう。